たべ新聞

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健康のレシピ

旬の食べ物(94) 柿

2012.08.20

 柿はもともと中国や日本などの東アジアの植物でしたが、現在では世界各地に広く分布しています。

 渋柿と甘柿があり、渋柿は様々な方法で渋抜きをして食べます。

 実・葉(お茶)・ヘタ(生薬・民間薬)・渋(タンニン:渋紙などの加工用)・木部とそれぞれ非常に利用価値が高く、雌雄同株で実をつけることから庭木としても古くから親しまれています。

 実には酸味が無いのが特徴で、生食や干柿が主な食べ方です。レモン汁や洋酒などを振り掛けて食べるのもおいしい食べ方です。

 変わったところでは、柿の葉の天ぷらや、欧米の伝統料理の柿のケーキやプディング(焼きプリン)があります。焼き菓子は、潰した柿と小麦粉・卵などを混ぜて焼いたものです。

 栄養面ではカロテンやビタミンC、食物繊維、糖質が豊富です。

 柿は体を冷やす食べ物とされますが、健康な人が食べ過ぎない程度に摂ることには何の問題もありません。

 栄養学的には、豊富に含まれる成分のカリウムが体内の余分な水分を排出する作用を持つため、『 柿を食べると体を冷やし、お小水が近くなる 』と解釈される場合もあるようです。

 干し柿は見た目のカサが減るために、つい2個3個と手が伸びやすいですが、糖質の摂り過ぎを招くため、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

 実は熟して崩れてしまっても漬物や料理の甘味料として利用価値が高いです。むいた皮も、そのまま、または干してから同様に用い、盛付ける際に取り去ります。上品な、まったりとした甘さを添えます。

 

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