たべ新聞

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健康のレシピ

旬の食べ物(98) 秋刀魚(さんま)

2012.08.20

秋刀魚(さんま)

 文字通り秋の魚です。

 冷凍・輸送技術の進んだ現代では、新鮮な秋刀魚は刺身で楽しむことも珍しくなくなりました。

 けれど、何といってもこの時期は、コンガリ焼いた皮目も香ばしい塩焼きが一番だと思いますが、皆様のお考えはいかがでしょうか?  

 鮮度が良い秋刀魚はワタ(腸)も食べた方が美味  しいとされます。

 ワタも一緒に食べるとほろ苦さが脂のクドさを抑え、胸焼けしないといわれます。

 ワタを食べない場合も、焼く時はワタを除かずに焼いた方が身が乾かずにしっとり焼きあがるともいわれます。

 以前読んだことのある佐藤春夫の詩 『秋刀魚の歌』 の記憶から、秋刀魚のワタの扱いを周囲に聞いてみたのですが、話は盛り上がり、食欲ばかりがつのります。

 

 スダチと大根おろしを添えて、新米と味噌汁と共に。もりもり食べたくなるご馳走です。

   ・・・どうやら、詩の陰影ある情緒を味わうにはセンチメンタリズムに欠けるようです。

                                  

 秋刀魚にはビタミンB12をはじめ、ビタミンB群が各種豊富に含まれます。また、脂溶性のビタミンDも豊富です。

 脂質中にはEPAやDHAをはじめとする不飽和脂肪酸が豊富です。肝も一緒に食べると、脂質を介して脂溶性のビタミンAの吸収率も高まります。

 また、缶詰の秋刀魚は中骨が柔らかく、骨ごと食べることができ、カルシウムを多く摂取することができます。

 カルシウムの体内での吸収や代謝を調整するビタミンDと共に摂ることができるため、旬の時期以外にも缶詰を活用することをおススメします。

 最近ではおなじみの水煮や蒲焼き風の他、トマト煮や香辛料で調味したもの、梅風味などが市販されています。ぜひお試し下さい。

 

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