たべ新聞

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健康のレシピ

旬の食べ物(99) 銀杏(ギンナン)

2012.08.20

銀杏(ギンナン)

  イチョウは葉に水分が多く、樹皮も厚く燃えにくいために、昔から火伏せの樹として、火災の延焼防止に神社仏閣の境内に植えられたり、街路樹に用いられたりしています。

 その丈や根が非常に大きく広がるため、一般家庭の庭木にはあまり用いられません。

 銀杏(ぎんなん)はこのイチョウの実です。銀杏の樹には雌株と雄株があり、対になる樹を植えることで銀杏が実ります。熟した実は強い臭いがあり、かぶれる成分も含みます。

 熟した実を土中に埋めるか、水に漬けて腐らせ、中の白い殻をきれいに洗って乾かします。

 この白い殻のフチのとがった部分を金づちなどでたたいてからフライパンで煎るか、封筒に入れて封筒の口を折り返し、電子レンジ加熱をすると火が通ります。

  殻と薄皮をむくと、ツルンと美しいヒスイ色の銀杏(仁)が出てきます。もちもちとした弾力と甘味・コクがあり、茶わん蒸しやおこわに加えるとグンと鮮やかさが際立ちます。

 栄養面は炭水化物が主ですが、脂質やタンパク質も含みます。様々なビタミン・ミネラルも含んでいますが、量的に食べる食品ではありません。

 銀杏には青酸配糖体が含まれるため、一度に多量に食べると中毒にかかるおそれがあります。

 子供の場合は5〜6粒でも中毒を引き起こす場合があるため、食べ過ぎないように注意が必要です。

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