健康のレシピ
旬の食べ物(128) ざくろ
2012.10.30
ざくろ
ザクロははるばる中東からシルクロードを渡り日本にもたらされた
果物です。
トルコや中近東では絨毯や衣装、建築の装飾文様には必ずといって
よいほどザクロの花や樹の意匠が見られます。
どちらかというと日本ではその樹皮や根を虫下し(寄生虫の駆除)や
うがい薬などの薬用や、観賞用に用いるための植物でした。
今でこそ輸入の糖度が高い大きなザクロの実が販売されていますが、
庭木として国内で植えられていたザクロの実はもっと小ぶりで、非常に
酸味が強いのが特徴です。
ちなみに、鬼子母神の像が手にしているのがザクロの実です。
これは、人の子を喰う代わりとして、お釈迦様が鬼子母神に人肉の味
がするとされたザクロを与えたというエピソードによるものです。
ザクロの実はルビーのように鮮やかな紅色をしています。
そのままサラダのトッピングにしたり、砂糖と加熱しジャムや
シロップが作られます。
このシロップがグレナデン・シロップです(フランス語綴りの日本語
読み)。
現在は紅色の鮮やかなフルーツ・シロップ全般を指すことが多いよう
ですが、本来はザクロが原料の甘酸っぱいシロップを指します。
かき氷のシロップやカクテルに、ソーダ飲料に、フルーツ・ポンチ
(日本が発祥)等、楽しみ方はいろいろです。
ゼラチンで固めたゼリーを細かく崩し、2~3種のカットフルーツと
混ぜてもとても華やかです。
栄養面では酸味成分であるクエン酸が豊富です。
クエン酸はカルシウムの吸収を助けるため、カルシウムの多い
食品と一緒に摂ると良いとされています。
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