たべ新聞

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健康のレシピ

行事食 No,42 味噌の日

2012.10.30

味噌(みそ)

 

 毎月30日は『三十』にかけて「みそ」の日です。

 食生活の欧米化にともなう味噌の消費減少を食い止め、利用拡大を
図るため、1982
年に全国味噌工業協同組合連合会が設定した記念日
です。

 日本人は長く肉食の習慣が一般的ではなかったため、タンパク質源と
して大豆は必要
不可欠な食材でした。

 味噌は携帯にも保存に耐え、味が良く、おかず(なめ味噌や味噌おに
ぎり)にも飲み物
(味噌汁)にもなる調味料です。ごはんだけでなく、
味噌あんや味噌まんじゅうなど、
和菓子の風味付けにも利用されます。

 もともとは貴重な味噌を余さず利用するため湯に溶いたのが味噌汁の
はじまりとの説も
あります。

 また、米のタンパク質は、大豆のタンパク質と一緒に摂ることで
吸収・利用率が高まり
ます。和食のごはんと味噌汁、納豆や豆腐、油
揚げ、がんもどきといった食品の組合せは味
の点だけでなく、栄養的
にも理想的です。
 

 現代では味噌の塩分量がしばしば問題視されます。

 体内の余分なナトリウムの排出にはカリウムが関わり、カリウムは
野菜・芋・キノコ・
わかめ等に豊富に含まれます。

 

 これらの具が沢山入った味噌汁は、旨味も栄養もタップリです。
 ごぼうやもやし、干しシイタケなどはとても良い出汁が出ます。出汁
がしっかりしていると、薄めの塩味でも
美味しく頂くことが出来ます。

 

 また、味噌に含まれるタンパク質は食後に体温を高める成分でもあり
ます。
これからの季節、日に1度は具沢山の味噌汁で温まりませんか?
納豆汁や味噌味の
寄せ鍋もおすすめします。

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