たべ新聞

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健康のレシピ

糖の種類とはたらき  ③果糖

2013.03.14

 果糖は果実などに多く含まれ、砂糖の約1.7倍の甘さがあります。

 ブドウ糖や砂糖(ショ糖)に比べて肝臓での代謝が早く、いち早く

エネルギー源となります。

 運動中など速やかにエネルギー補給したい場合は便利ですが、肝臓中

急に増えるとそのままでは貯蔵できないため、すぐに中性脂肪に合成

されます。

 このため果糖は、『血液中の中性脂肪値を上昇させ易い』『太り易い』

糖といわれています。

 また、肝臓で果糖を多量に代謝することで、血液中の尿酸の量が増え

ます。尿酸値に注意が必要な方は摂り過ぎにないようにしましょう。

 

 生の果物では多量でなければ問題になりませんが、ドライフルーツや

ジュース、清涼飲料水やアイスクリーム類の摂り方には注意が必要です。

  砂糖は低温になると甘味が弱まりますが、果糖は40度以下では砂糖

より甘さが強く感じられます。このため、低温で食べる冷菓や清涼飲料水

には果糖が多く使用されます。

 一般的には工業的に製造した液糖(果糖ブドウ糖液糖、果糖混合液 等)

の状態で添加されています。

 お買い求めの際は、原材料表示を確認してみましょう。

 

 また、果糖はブドウ糖と異なり血糖値をほとんど上昇させずにエネルギー

として利用されます。インスリン分泌もほとんどありません。

 このため、糖尿病の予防ならびに治療中の適正な利用においては体に

優しい糖ということが出来ます。

 ただし、

・血糖値を上げないため満腹中枢を刺激しない(満足感が得られにくい)

・中性脂肪を合成しやすい

・体内で尿酸をつくり、腎臓等への負担をかけやすい

ことから、摂り過ぎには注意が必要です。 

 

【注意!!】

 低血糖は命に関わる危険な症状です。

 低血糖になった場合は、早急に血糖値を上げる必要があります。

低血糖にはブドウ糖 を摂りましょう!】

 果糖は使用しません!!

 

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