健康のレシピ
糖の種類とはたらき ④ブドウ糖(グルコース)
2013.03.18
ブドウ糖(グルコース)は血液により血糖として全身に届けられ、
エネルギー源になります。
特に、脳や赤血球が利用できるエネルギー源は通常ブドウ糖に限ら
れているため、生きる上で不可欠な栄養素です。
ご飯や果物、菓子・砂糖などから摂った糖質は、果糖やブドウ糖など
低分子の糖に分解されて肝臓に届けられます。
ブドウ糖は肝臓でグリコーゲンという貯蔵型の糖に作り替えられ、肝臓
や筋肉中に蓄えられます。
糖のままで蓄えることが出来るエネルギーは一時的な備蓄用で、分量は
限られています。
これを越える分は中性脂肪やアミノ酸に作り替えられますが、グリコー
ゲンと中性脂肪、アミノ酸では、グリコーゲンが最も速やかに無駄なく
代謝・利用されます。
夕食で摂ったブドウ糖は睡眠中にも消費され、朝には使い切ってしまい
ます。特に、脳が必要とする糖エネルギーは、朝食を抜くと昼食時まで
枯渇状態になるため、脳が司る全身の活動にも大きな支障を与えることに
なります。
朝食が重要視されるのはこのためです。
なお、食後に血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中の糖の行き場の采配役で、全身すみずみの組織での
糖の利用を促し、余った血糖は中性脂肪への作り替えを促し、血液中の
糖の量を適正に維持します。
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