たべ新聞

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健康のレシピ

夏の塩分補給と減塩

2015.06.23

昨今、熱中症のニュースに触れる機会がグンと増えました。

発生の増加はもちろんですが、報道される機会が増えたとも考えられます。

未然にするため、関心が高まるのは良い事ですね。

 

嘔吐・下痢・発熱や熱中症による脱水の対策には、水分と共に塩分(ナトリウム)を摂る事が奨励されます。

反面「減塩、減塩といわれるのに塩分補給が必要なのか?」との疑問を持つ方も多いです。

 

例えば、

ある方の血糖値が高く、薬・食事・運動で血糖値コントロールを図っています。

ごく稀に、体調等により血糖値が望ましい値より低下したとします(『低血糖』)。

命に関わる状況のため、緊急にブドウ糖を摂り、血糖値を望ましいレベルまで回復させます。

 

夏の塩分補給もこれと同じです。

『多量の発汗』時には、体外に水分と共に多量のナトリウムが排出され、

血液中のナトリウム濃度が望ましい値よりも低下します(嘔吐・下痢・発熱時も)。

命に関わる状況のため、緊急に塩分を摂り、血液中のナトリウムの濃さを望ましいレベルまで回復させます。

 

夏でも多量の発汗が無い通常の水分補給時は、あえて塩分を含む飲料を選ぶ必要はありません。

食事から摂取したナトリウム量で必要量は確保できています。

 

炎天下や激しい活動などによって、体内の水分が多量に失われた際が、塩分補給の必要な場面です。

スポーツドリンクや経口補水液、薄めの味噌汁やお吸い物、梅干しと麦茶、スイカに塩、などをお奨めします。    

 

    

 

 

*毎日の食事で口にする食物は、その多くが、成分の5~6割以上が水分です。

 夏バテなどで食事量が減ると、本来であれば食事から摂れるはずの水分・塩分量が大幅に減少します。

 元気で夏を乗り切るために、食事もしっかり摂るよう工夫しましょう!

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