化粧品
【田端スキンケア】皮膚と栄養⑲ 発熱と皮膚
2021.07.27
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
お肌のコンディションに影響を与える要素はさまざまです
例えば体温が1℃上昇すると、エネルギー代謝が約15%上昇します
このため風邪などで発熱すると、その分エネルギーを消耗します
このため、糖質やたん白質(4キロカロリー/g)、脂質(9キロカロリー/g)
などのエネルギー源を補給する必要が有ります
また、これらをエネルギー利用する際に潤滑油のような働きをする
ビタミンB1(糖質代謝)、ビタミンB2,B6(たん白質・脂質代謝)や
丈夫な肌組織の構成に関わるビタミンCの消費量が増えます
ビタミンB1の不足は倦怠感を招きますし、
ビタミンB2,B6やCの消耗は肌荒れや吹き出物、ニキビや口内炎、唇の荒れなど、
肌や粘膜の不調を招きます
このため、食欲不振・胃腸の不具合も生じ易い発熱時の食事では
これらの栄養を補給できる消化の良いメニューをお薦めします
例:・刻み小ねぎ入り卵粥 ・納豆汁 ・煮魚(白身魚)
・茶碗蒸し ・卵豆腐 ・豚薄切肉のしゃぶしゃぶ(ポン酢)
・はんぺんのみぞれ煮(薄味の出汁と大根おろしでさっと煮)
・フレンチトースト ・カスタードプリン
・りんごのレモン煮(コンポート)
なお、発熱時に唇にできる『熱の花』(ぴりぴりする水疱)は口唇ヘルペスです
発熱や疲労などによる体力消耗・免疫力低下時に、体内に潜んでいたウイルスが
活発に活動することで生じたものです
破れた水疱に触れた化粧スポンジ・ブラシやタオルを介して感染する例が有るため
注意しましょう
栄養面のケアは発熱時に準じます
患部に刺激となるため、水疱が治るまでは酸味や香辛料の使用を控えましょう
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