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【皮膚と栄養】152 栄養成分のイメージと実際⑬ 白砂糖と黒砂糖
2022.05.24
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
『黒砂糖は美容に良い栄養が豊富だから、食べた方が良いのよね?』
との質問を受けることがあります
砂糖(蔗糖:ショ糖)は植物由来の天然の甘味料で、サトウキビに限らず、野菜や果物にも含まれます
搾り汁を煮詰め、アクを除いて精製度を上げるにつれて
黒砂糖→三温糖→白砂糖→グラニュー糖→氷砂糖 と変化します
色が白くなり、風味がスッキリしてゆきますが、それに伴い栄養も減少します
なお、砂糖の摂り過ぎは血糖・血中脂質・体脂肪・カルシウム排出・ビタミンB1消費量の増大を招きます
このため、砂糖の目安摂取量/日( 適量 )は大さじ1杯程度までとされています
~ 砂糖大さじ1杯とほうれん草(ゆで)の栄養比較 ~
kcal 炭水化物 K Ca Mg V.B1 V.B2 ナイアシン
白 砂 糖 : 35 8.9 0 0 0 0 0 0
黒 砂 糖 : 32 8.1 99 22 3 微量 0.01 0.1
ほうれん草: 56 2.4 294 41 24 0.03 0.07 0.2
(kcal:カロリー K:カリウム Ca:カルシウム Mg:マグネシウム V.B1:ビタミンB1)
(砂糖大さじ1杯:約9g ほうれん草のお浸し1食分/小鉢1杯:60g)
いかがでしょう? 砂糖の栄養について、いくつか目に留まる点があると思います
★風味を楽しむために白砂糖の一部を黒砂糖に置き換える
★料理の隠し味に黒砂糖を利用する
といった利用をお勧めします!
なお、1日3回の食事をキチンと摂ることで、表のように他の食材から同じ栄養素を確保することが出来ます
全ての食品に、健康にとっての長所や短所があります
無理をせず適量を摂り、食品の短所によるリスクを抑え、長所をフルに活用しましょう!
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