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【皮膚と栄養】194 栄養成分のイメージと実際 52 アミノ酸と食事量

2022.07.14

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回は旨味成分であるアミノ酸の働きについてのお話です

ヒトが最初に口にする母乳には、旨味成分であるアミノ酸のグルタミン酸が豊富です

このため、乳児はうま味(と甘味)から『美味しさ』を覚えます

私たちが出汁(だし)のうま味でホッとするのはこのためでしょうか

グルタミン酸は和食の出汁の基本である昆布のほか、トマトやチーズ、肉・魚・野菜にも広範に含まれます

なお、グルタミン酸・アスパラギン酸(アミノ酸)、イノシン酸・コハク酸などのうま味成分は各種あるものの、摂取することでうま味のサインを受け取る『受容体』を増やせるのはグルタミン酸だけです

うま味の受容体は口腔内と消化管粘膜に存在し、うま味を感受するとたん白質を摂取したと脳に認識させます

すると消化液の分泌が始まり、消化が促されます

そして、脳からは食事の摂取量を調整する信号も発信されます

その結果、私たちは食事に満足感を覚え、食べ過ぎが抑えられます

うま味は減塩を助ける働きもあり、塩味による食欲増進作用を抑えることも出来ます

このため『肥満を防ぐ』と言えるかは研究途上ですが、食べ過ぎを防ぐには出汁(だし)のうま味を活かした食事がお薦めです

なお、極端な偏食や嗜好(酒 菓子 極度に刺激の強い香辛料など)ではグルタミン酸の摂取が不足し易く、うま味の受容体が作られにくくなります

出汁を活用し、皮膚や身体のコンディションを整えましょう!

 

 

 

 

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