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【皮膚と栄養】302 皮膚とアミノ酸類⑨ BCAA
2022.11.19
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
食品中のアミノ酸類はスキンケアに深く関連します
今回はBCAAについてのお話です
BCAAという文言はスポーツ飲料やアミノ酸サプリメントのパッケージの記載で見たことがあるかもしれません
必要量の確保のためには経口摂取が必須のバリン、ロイシン、イソロイシンという3種類の必須アミノ酸のことです
これらは筋肉の分解を抑え合成を促すと共に運動時のエネルギー源となるため、積極的な運動習慣を持つ方に利用者が多いようです
また、スキンケアにおいても筋肉量の保持は皮膚のハリの維持にもつながります
そして化粧品には、肌・髪の保湿・コンディショニング成分として添加されます
さらに、3種のアミノ酸の中でも特にバリンは、皮膚のコラーゲン繊維を束ね編目状の構造を保ち、肌の弾力を支える『エラスチン』を構成するアミノ酸のひとつでもあります
ちなみにBCAAは赤身の肉や魚肉、卵などに特に多く含まれます
筋肉増量のためのトレーニングを行う際、食事に鶏むね肉やささ身などが多く利用されるのは、トレーニングにより損傷した筋繊維を修復する原料となるためです
*補足
損傷した筋繊維が修復のための原料(アミノ酸)を利用し『超』回復を繰り返すと、徐々に筋肉量が増加します
なお、たん白質は過剰摂取すると、代謝により生じる『燃えカス』の排出作業によって腎臓に負担を与えます
専門家の指示を仰ぐなどの方法で腎機能の低下を防ぎ、安全性を確保した運動・食習慣を保つことが大切です
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