たべ新聞

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【皮膚と栄養】320 肌への水分供給

2022.12.14

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

低温・低湿度の外気にさらされ、乾燥し易い季節となりました

今回は皮膚の水分のお話です

この時期、肌がカサつき粉が吹いたように白っぽくなったりくすんだりしていませんか?

冬季は夏に比べ水分摂取が減りがちな反面、吐く息や皮膚から蒸発する水分量が増えます

また、皮下を通る血管が収縮し血流が滞ることで、血液を介して皮膚の細胞に供給される水分量が減少しがちです

その影響を特に受け易いのが、皮膚の真皮層です

真皮層の組成の60~80%を水分が占めており、真皮から表皮へ、そして表皮の最表にある角質層へと水分が送られます

このように、真皮層は皮膚組織の『水瓶』のような存在です

真皮層が十分な水分を抱えふっくらと厚みを持つと、皮膚はハリや透明感や潤いを帯びて明るく瑞々しくなります

(十分な水分摂取による皮下の筋肉組織のハリも、皮膚を支えハリを保つために重要です)

もし、シミなども部分的な色素沈着が気になっているとしても、肌全体の若々しい印象がそれを大きくカバーすることでしょう

なお通常は、真皮層に届けられる水は、血液によって送られる体内からの水分供給によるものです

お肌のインナーケアとして、日ごろからこまめに、十分な水分補給ををしましょう

なお皮膚表面からのスキンケアは角質層に潤い(水分)を与えると共に、角質の細胞間を埋める成分を供給することで、皮膚水分の蒸発を防ぎ、外界の刺激から皮膚を保護します

皮膚の内側からと外側からのケアを合わせて行うことが、お肌の保湿のために大切です!

 

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