たべ新聞

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【皮膚と栄養】328 ターメリック(ウコン)

2022.12.22

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

クリスマスやお正月にかけて、伝統的な料理などの特別な食事をする機会が増えてきます

そこで、伝統的に用いられてきたスパイス(香辛料)・ハーブ(香草)・香味野菜から、口からの摂取で皮膚のケア(インナーケア)が期待できるものについて、幾つかご紹介してゆきたいと思います

今回はターメリック(ウコン)についてです

ターメリックはショウガ科の黄色い色素を持つ根茎です

染料(ヘアカラーや布染め)や食用に用いられます

食用で最も代表的なのは、カレー粉の黄色です

カレー粉のブレンドの中では他の香辛料に比べ低刺激ではあるものの、特有の芳香やその色調が重視されて配合の割合は多めです

インドでは古くからのアーユルヴェーダにも用いられています

また、ターメリックの色素成分であるクルクミンは肝臓解毒作用を活性化するはたらきがあります

このため、例えば飲酒前後に飲用する市販のドリンク剤も、アルコールの代謝促進を期待して製品化されています

同様に、皮膚にダメージを与える老廃物や有害成分が、血液によって皮膚に送られる前に肝臓で処理されることで、肌荒れやシミを防ぐことができると考えられています

料理に積極的に活用したいですね!

*ターメリックは鉄分が多く、肝機能が不十分な場合は肝臓に鉄が蓄積され肝障害を生じる恐れがあります

 肝機能異常で鉄の摂取制限のある方は、ターメリック(ウコン)を含む食品の摂取は避ける必要が有ります

*皮膚に塗布するスキンケア製品に添加されるウコン根茎エキスは、真皮層で肌の弾力を保つ繊維組織

 を構成する『エラスチン』を分解する酵素の生成を抑える働きによる『抗老化』作用が有ります

               

 

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