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【皮膚と栄養】480 アガベロップ

2023.07.19

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、アガペシロップです

 

テキーラというメキシコのお酒を御存知でしょうか

100種類以上あるというリュウゼツラン(竜舌蘭)という植物は、栄養をデンプンとして体内に蓄えており、開花期になるとこれを糖に変えて栄養源とします

数十年かけて成長した後、花を咲かせてから枯れるのがリュウゼツランの一生です

この開花期に花茎を切ると、甘味の強い(糖度の高い)液がしみ出てきます

この液体を加熱濃縮するとアガベシロップとなります

なお、この液体を集めて発酵させた後、蒸留すると蒸留酒のテキーラとなります

アガベシロップはとろみの少ないサラリとした液体で、栄養成分として約50%の果糖と20%弱のブドウ糖、微量のビタミンやミネラルを含みます

主成分の果糖は砂糖の1.7倍程度の強さの甘味があり、低温の状態でより強く感じられます

このため、アガベシロップは冷たい飲食物への利用に特に適した甘味料といえます

(★果糖の栄養の長所・短所は、【皮膚と栄養】482 果糖 の回でご紹介します) 

なお、リュウゼツランのエキス成分は化粧品成分としても利用されています

例えばアガベアトロビレンスエキスは保水剤として、テキラリュウゼツ葉エキスは収れん(引き締め)剤として、使用実績があります

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