化粧品
【皮膚と栄養】663 食品由来の化粧品成分㉞ 酒石酸
2024.08.20
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は有機化合物の酒石酸です

ワインの入っているボトルを光に透かしたとき、中で何かがキラキラと光っていることがあります
これが酒石酸の結晶で、ワインの沈殿(酒石)から見つかったためにその名があります
食品添加物としてベーキングパウダーなどの膨張剤や、酸味料としての用途があります
なお、ベーキングパウダーには重曹と反応して炭酸ガスを発生するさまざまな酸性の助剤がミックスされています
それらの成分は反応の速さによって、即効型・中間型(持続型)・遅効型があり、酒石酸は速攻型に分類されます
たとえば、泡立てた卵白(メレンゲ)の泡立ちを促し泡持ちを良くするにはクレームオブタータ(またはケレモル)という補助剤を加えます
その成分は酒石酸水素カリウムです
弱アルカリ性の卵白に少量加え、PHを中性に近づけることで、気泡の安定性を高めることができます
化粧品成分としては、製品のPH調整(含有成分の作用が発揮されやすいPHに調整)や、収れん(肌の引き締め)を目的として添加されています
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