化粧品
【皮膚と栄養】665 食品由来の化粧品成分㊱ ミョウバン
2024.08.22
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回はミョウバンです
ミョウバンは化学的には硫酸のアルミニウム塩とカリウム塩からなる無機塩です
食品には焼きミョウバンが用いられ、ナスを漬ける際に加えると青色色素に結び付き、皮の色を安定化させます
鮮やかなナス漬けの紫色は、夏に涼を呼ぶ旬の一品ですね

ほかにも、食材の歯ざわりを良くしたり、アク抜きの用途にも利用されます
同様に、園芸ではアジサイの花の青の発色を良くするために用いられるそうです
さらに、書画には膠(にかわ)とミョウバンを混ぜた『礬水(どうさ)』を引いてにじみ止めをした和紙(礬水紙)を用いるのが一般的です
(礬水引きをしていない和紙は生紙〈きがみ〉)
また、医薬品にも、成分のPHの安定化を目的とした添加剤として使用されます
化粧品成分としては
・化粧品表示名:アルムK
・医薬部外品表示名:(水和物名=ミョウバン)硫酸アルミニウムカリウム、(無水物名=焼きミョウバン)乾燥硫酸アルミニウムカリウム
という名称で、皮膚の収れん(引き締め)を目的として添加されています
また、ミョウバンには湿気や臭気を吸着したり、水溶液が弱酸性を帯びることから細菌の繁殖を抑える力があります
これにより、汗の分泌を抑える汗止めやデオドラントの用途で、洗浄料や制汗剤などに使用される例が多いようです
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