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【皮膚と栄養】670 食品由来の化粧品成分㊶ 短鎖脂肪酸

2024.09.03

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回は短鎖脂肪酸についてです

脂肪酸は分子の炭素数により、炭素2~6個の短鎖脂肪酸、8~12個の中鎖脂肪酸、14個以上の長鎖脂肪酸の3種に分類されます

このうち短鎖脂肪酸には、酢酸や酪酸、プロピオン酸などがあります

これらは食酢の製造(醸造)工程での発酵や、哺乳類が食物繊維を摂った際の腸内発酵により生成されます

そして大腸や小腸の粘膜においてエネルギー源として利用され、腸内環境を整えたり、免疫機能を調整するといったはたらきをします

例えば極端な偏食・食事制限、長期間の流動食利用・絶食などにより、植物性食品からの食物繊維の摂取の不足が続くと、腸粘膜が薄くなり腸内環境が悪化し、お通じやお腹の不具合を生じたり、全身の健康状態に影響を及ぼす場合があります

このため医療機関で処方する流動食には食物繊維を添加した製品もあり、必要に応じ選択・利用されます

このように、脂肪酸は油脂から摂取するだけではなく、発酵食品の摂取や体内での生成によって、人体に必要な量が確保されています

なお、体内で生成できず飲食物からの摂取に頼らざるを得ない種類の脂肪酸も存在します

また、皮膚常在菌が皮脂や汗をエサとして利用・分解した際にも短鎖脂肪酸が作られます

短鎖脂肪酸は、皮膚においては皮膚のバリア機能を向上させ、保水性を増す機能を担っていることがわかってきました

 

 

 

 

 

 

 

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