化粧品
【皮膚と栄養】674 食品由来の化粧品成分㊺ パルミチン酸
2024.09.07
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は長鎖脂肪酸の中から、パルミチン酸についてです

パルミチン酸は炭素数16の飽和脂肪酸で、パーム油や綿実油に多く含まれるほか、ラードや牛脂などの動物性食品や、各種の植物性食品の脂質に含まれます
このため、通常の食事で人体に必要な量が確保できますし、体内でも生成されます
そして、人体の脂肪酸の中で最も高い割合(2~3割)を占めるのがパルミチン酸です
医薬品には、粘稠性(粘り気)を与えるために使用されます
また、化粧品成分としてはセッケンの合成による洗浄作用を目的として添加されています
なお、パルミチン酸の固形石鹸(ナトリウムセッケン)は泡立ちが弱いため、液体石鹸(カリウムセッケン)を混和して泡立ちを補う場合があります
そして、パルミチン酸のカリウムセッケンは、皮膚の潤い成分(角質細胞由来の脂質)を残して皮脂汚れの脂質は洗い流すという選択的洗浄性に優れています
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