化粧品
【皮膚と栄養】674 食品由来の化粧品成分㊺ パルミチン酸
2024.09.07
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は長鎖脂肪酸の中から、パルミチン酸についてです

パルミチン酸は炭素数16の飽和脂肪酸で、パーム油や綿実油に多く含まれるほか、ラードや牛脂などの動物性食品や、各種の植物性食品の脂質に含まれます
このため、通常の食事で人体に必要な量が確保できますし、体内でも生成されます
そして、人体の脂肪酸の中で最も高い割合(2~3割)を占めるのがパルミチン酸です
医薬品には、粘稠性(粘り気)を与えるために使用されます
また、化粧品成分としてはセッケンの合成による洗浄作用を目的として添加されています
なお、パルミチン酸の固形石鹸(ナトリウムセッケン)は泡立ちが弱いため、液体石鹸(カリウムセッケン)を混和して泡立ちを補う場合があります
そして、パルミチン酸のカリウムセッケンは、皮膚の潤い成分(角質細胞由来の脂質)を残して皮脂汚れの脂質は洗い流すという選択的洗浄性に優れています
化粧品
- 2025.11.04ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】11月 ベジチェック測定会開催のお知らせ
- 2025.11.01ミキ薬局からのお知らせ
- 【2025年11月】田端店栄養相談のお知らせ
- 2025.10.31ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】イベントご参加の御礼
- 2025.10.30化粧品
- 【皮膚と栄養】952 干し野菜
- 2025.10.29化粧品
- 【皮膚と栄養】951 冷凍野菜
- 2025.10.28化粧品
- 【皮膚と栄養】950 緑黄色野菜の特長と食べ方
- 2025.10.27化粧品
- 【皮膚と栄養】949 淡色野菜の特長と食べ方
- 2025.10.25化粧品
- 【皮膚と栄養】948 緑黄色野菜と淡色野菜
- 2025.10.24ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】発酵素材調味料ご紹介イベント 好評につき実施期間延長のお知らせ
- 2025.10.23化粧品
- 【皮膚と栄養】947 1日分の野菜の量と内訳









