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【皮膚と栄養】611 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㉒ 大豆リン脂質
2024.06.07
ミキ薬局のオリジナル製品『Mikiluce薬用保湿ミルク』(医薬部外品)をご存じですか?
お顔や全身のお肌に潤いを与えると共に、自らの潤いを保持できる健やかな肌を育みます
今回は、その成分のひとつである大豆リン脂質(化粧品表示名:レシチン、医薬部外品表示名:大豆リン脂質)についてご紹介します
リン脂質は生物の細胞の膜を構成する重要な成分です
そして天然の界面活性剤として、油性成分と水性成分を均一に乳化する性質があります
例えば卵黄のリン脂質を利用し酢と油を混ぜると、滑らかなマヨネーズができます
このため、食品の乳化剤としてマーガリンや菓子類の製造時に添加されます
医薬品にも、成分の乳化や分散を助ける添加剤として幅広く利用されています
化粧品成分としては
・皮膚の保湿:リン脂質に含まれる水分が、リン脂質の親和性により皮膚に移行する
・成分の親水性乳化と分散:
水性成分の中に油性成分が油滴として分散し、皮膚にベタつかず瑞々しく広がる
・(当製品のように成分をリポソーム化★している場合)成分の効果の持続性向上
を目的に添加されています
★リポソーム化:リン脂質の多重層ナノカプセル構造に有効成分を閉じ込め、皮膚への浸透性を高める加工
当製品はセラミドをリポソーム化しており、細胞膜に近い構造によって肌への浸透性が高く、多重層がほどけるように崩壊することで有効成分の効果が持続します
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