たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】614 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㉕ クエン酸ナトリウム 

2024.06.11

ミキ薬局のオリジナル製品『Mikiluce薬用保湿ミルク』(医薬部外品)をご存じですか? 

お顔や全身のお肌に潤いを与えると共に、自らの潤いを保持できる健やかな肌を育みます 

今回はその成分のひとつであるクエン酸についてご紹介します

クエン酸はレモンやすだちのような柑橘類や、梅をはじめとする果実類の酸味成分です

前回の『リンゴ酸』と同様にエネルギー産生のTCAサイクルの中間体です

強い酸味によるリフレッシュ感が、心身の疲労を回復するとして飲料や調味料、健康食品に添加されています

また、カルシウムや鉄に結合すると腸管からの吸収率が上昇します

例えばクエン酸鉄は、処方薬の鉄剤やサプリメントなどにしばしば利用されます

クエン酸は化粧品成分としては、

・皮膚の収斂(引き締め)  ・製品の酸度(PH)調整

・皮膚や空気に触れた際の製品のPH変動を抑える(緩衝)

を目的に添加されています

また、古い角質層を軟化し除去するピーリング剤としても用いられます

(α-ヒドロキシ酸として:作用・・・角質剥離、収斂[引き締め]、PH調整など)

なお、酸の分子量は小さいほど角質層に深く浸透し、強めの刺激を生じます

クエン酸の分子は大きいため、ピーリング作用は比較的マイルドです

そして、当製品の成分でもあるクエン酸ナトリウム

(化粧品表示名:クエン酸Na、医薬部外品表示名:クエン酸ナトリウム)は、

食品や医薬品では、酸味や味質の調整(矯味)・酸化防止剤の作用強化・成分の安定化

化粧品では、弱アルカリ性によるPHの調整と緩衝・キレートによる製品の品質や機能の保持、を目的に添加されています

製品の品質や機能の劣化を招く製品中の金属イオンの性質を抑え込む作用

化粧品

2025.10.10化粧品
【皮膚と栄養】939 麹
2025.10.09化粧品
【皮膚と栄養】938 カシューナッツ
2025.10.08化粧品
【皮膚と栄養】937 アーモンド
2025.10.07化粧品
【皮膚と栄養】936 食べる調味料
2025.10.06化粧品
【皮膚と栄養】935 リンゴ酢 
2025.10.04化粧品
【皮膚と栄養】934 レモン
2025.10.03化粧品
【皮膚と栄養】933 魚醤
2025.10.02化粧品
【皮膚と栄養】932 香味野菜 
2025.10.01ミキ薬局からのお知らせ
【2025年10月】田端店栄養相談のお知らせ
2025.09.30化粧品
【皮膚と栄養】931 油脂による減塩効果 
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養