化粧品
【皮膚と栄養】618 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㉙ 濃グリセリン
2024.06.15
ミキ薬局のオリジナル製品『Mikiluce薬用保湿ミルク』(医薬部外品)をご存じですか?
お顔や全身のお肌に潤いを与えると共に、自らの潤いを保持できる健やかな肌を育みます
今回はその成分のひとつである濃グリセリン(化粧品表示名:グリセリン、医薬部外品表示名:グリセリン、濃グリセリン)についてご紹介します
アルコールの一種で、重量の95%をグリセリンが占めるものを濃グリセリンといいます
自然界では脂肪酸と結びついたグリセリドの形で、生体組織の脂質として存在します
例えば生体の脂質の9割を占めるトリグリセリド(中性脂肪)は、グリセリンに脂肪酸分子が3個結びついたものです
食品加工の際には、防腐、乾燥防止、基材、軟化、冷凍時の結晶化防止などの用途で添加されます
また、少量でも強い甘味が得られるため、製品の甘味付けに用いてカロリーダウンを図ることが出来ます
医薬品には浣腸薬の主成分(濃度50%グリセリン液)としてのほか、製品の成分安定化・可溶化・基剤・矯味(甘味)・結合・コーティング・湿潤・防腐、溶解補助等々の用途があり、経口・注射・吸入‣外用剤などの添加剤として用いられています
化粧品成分としては、製品の溶剤や保水、皮膚の保湿や温感を目的として利用されます
グリセリンによる温感は、皮膚に塗布した際に水分と混ざり発熱することによるものです
使用中のみ温感が得られ、主にマッサージ料やクレンジング剤などに添加されます
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