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【皮膚と栄養】632 食品由来の化粧品成分③ 炭酸水素ナトリウム
2024.07.08
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をしてゆきます
今回は炭酸水素ナトリウムです
   
炭酸水素ナトリウムは、重曹として知られています
加熱すると二酸化炭素ガス(サイダーの泡の成分)を生じることから、焼き菓子の生地に混ぜて焼くと気泡が生じ、スポンジ状のふっくらした焼き上がりとなります
このため『ふくらし粉(膨らし粉)』の別名もあります
ほかにも煮豆を柔らかく煮上げたり、山菜のアク抜き、油汚れや茶渋落としなど、幅広い用途があります
また、天然温泉の血行促進成分でもあり、湯上りの肌がさっぱりする夏向けの入浴剤にもしばしば添加されます
医薬品としては、胃酸過多の際に胃酸を中和(PH調整)し粘膜を保護する制酸剤(処方薬・市販薬)としての用途があります
なお、重曹に含まれるナトリウムの過剰摂取を避けるため、市販薬の漫然とした使用は控え、適切に使用しましょう
そして、市販薬の使用で症状が改善しない場合などは、早めに受診をしましょう
化粧品成分としては、炭酸水素ナトリウム(化粧品表示名:炭酸水素ナトリウム、医薬部外品表示名:炭酸水素Na)が、PH調整、PH緩衝、血行促進を目的として、また、研磨・スクラブ剤として添加されます
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