健康のレシピ
旬の食べ物(166) 蓮根
2013.01.11
蓮根
蓮の肥大した地下茎が蓮根です。
名前にあるような『根』ではありません。
蓮の原産地はインドです。
泥の中から美しい花を咲かせることで愛されています。
実も葉、花弁も食用や茶葉(の香り付け)に利用されます。
炭水化物が主成分で、蓮根のでんぷんはくず粉のように和菓子や料理の
具材のつなぎとして利用されます。
野菜としては、炒めてシャキシャキ、煮てホックリ、すりおろし加熱で
モッチリ、と、異なる食感を楽しむことが出来ます。
すりおろした蓮根は汁の具や、練り物のつなぎに活用されます。
『見通しが良い』穴は縁起物として験担ぎに祝い膳などに利用されます。
切り口は空気に触れると酸化し変色するため、酢水に漬けて防ぎます。
ビタミンCや食物繊維。カリウムが豊富です。
また、植物性の粘り成分ムチン(*)は胃粘膜を保護する作用があります。
渋み(アク)成分のタンニンは、水にさらしてアク抜きされますが、
収れん作用があるため、漢方・薬膳ではお腹の緩いときなどに利用されます。
*この成分の名称について、記事掲載の2012年、当時の信頼性のある諸情報に基づいて
「ムチン」と掲載しておりましたが、最近、これについて読者の方から近年の新説の御紹介があり
ました。
関連する最新情報も調査し、栄養士見解による『健康に役立つ情報の提供』に反映できればと
思っております。(2021年4月上旬)
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