たべ新聞

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健康のレシピ

免疫力と体温

2020.05.19

「免疫力を高めるために②」より続き

こんにちは!ミキ薬局 管理栄養士の森です。

さて、少し空いてしまいましたが前回までは

「免疫力と食事」に注目してお話しを進めてきました。

唐突ですが皆さんは食事をとったあと、体がポカポカすると感じたことはありませんか?

                              

食事をとると、食べた物を消化・吸収する際にエネルギーを消費し

熱を作り出すことで体温が上がります。

この作用を食事誘発性熱産生といい、体がポカポカすると感じる理由になります。

ここでエネルギーとなる栄養素は「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」3つ。

なかでもエネルギー消費量が最も大きく、体温を上げる作用の強い栄養素は「たんぱく質」です。

食事と体温は深く結びついているのですね。

 

また皆さんはご自身の平熱をご存知でしょうか??

一般的に健康な人の平熱は36.537.1とされますが、平熱には個人差があります。

現在はコロナウィルスの影響で検温する機会も増えていますが

日頃から体調管理の指標として、検温はとても大切なことです。

 

体温が上がると血液の流れが良くなります。

血液は体内の各細胞に栄養と酸素を届け

代わりに老廃物を回収し新陳代謝を高める働きをしています。

そしてこの血液の中に存在する白血球は免疫機能を持ち体中を巡ることで

細菌やウィルスなどの異物を駆除するためのパトロールを担っているのです。

                       

反対に体温が下がると血液の流れが滞り

体内に異物が存在しても白血球を集めにくくなるため

素早く駆除することができなくなってしまいます。

こうした仕組みから、体の中に入り込んだ細菌やウィルスとすぐに戦えるよう

体温をある程度高めておくことは大切なのです。

 

食事をきちんととることで体温を上げ、血液の流れをよくすることで

食べた物の栄養が体の隅々まで届きやすくなり「免疫細胞の活性化」にもつながります。

 

体の基盤を整えるためにも、ぜひ体温に着目してみください!

                           

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