健康のレシピ
【食品の成分表示】カロリー とは?
2021.03.26
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。
「このお菓子は高カロリーだから太る!」などといいますが、そもそもカロリーって何でしょう?
カロリーは、熱量(エネルギー量)の単位で、
1気圧のもとで1gの水温を14.5℃から15.5℃に、1℃上げる熱量が1カロリー(cal)です。
食品の成分表示では、その1000倍の単位の「キロカロリー(kcal)」が基準となります。
(1kcalで、1kgの水温が1℃上昇、デス。)
また通常は食品のエネルギー量は「カロリー」と言っていますが、略さずに言えばキロカロリーです。
人体の体温や生命の維持、新陳代謝や身体活動、頭脳労働などあらゆる生命活動のエネルギーは
飲食物から必要な量を確保する必要が有ります。
飲食物中のエネルギー源となる成分は糖質・たん白質・脂質の3種です。
糖質・たん白質は1g当たり4kcal、脂質は1g当たり9kcal のエネルギー量があります。
もし、飲食から摂ったこれらの摂取エネルギーや体に蓄積したエネルギー(体脂肪:脂質)が余剰の場合、
健康保持のため、運動によって余剰分を消費することが推奨されます。
体内で最も多く熱を生み出し、エネルギー源を消費する組織は筋肉です。
運動をすることによって、意識的にエネルギー消費量を増す事が出来ます。
そして、筋肉は呼吸により十分に酸素供給を行う方がより持続的に効率良くエネルギー源を消費し、
熱を作り出すことができます。
このため、無酸素運動(ストレッチや筋力トレーニング、短距離走)よりも
有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、エアロビクス系の運動)の実施が推奨されます。
なお体脂肪のエネルギー消費量は、組織内に脂質以外に水なども含まれるため、1g当たり7.2kcal
となります。
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