たべ新聞

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化粧品

【皮膚と栄養】373 カカオ

2023.02.13

こんにちは  ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品に用いる他、飲食物に香りを添えたりお茶にして芳香を楽しむ植物を幾つかご紹介しています

今回は、チョコレートやココアの原料となるカカオについてのお話です

カカオの種を乾燥・発酵・焙煎し、すり潰したもの(カカオマス)を冷却すると固まってチョコレートに、カカオマスから脂質を除くと粉末の純ココアとなります

これらに甘味料・乳原料・香辛料を加え、ビターチョコレート・ミルクチョコレート・調整ココア等に加工します

なお、砂糖・乳原料・カカオの脂質を混ぜ固めたものがホワイトチョコレートです

                      

カカオにはたん白質や脂質、各種ミネラルや食物繊維が豊富で、発酵・焙煎により特有の豊かな風味も生じます

カカオの脂質(カカオバター)は飽和脂肪酸が多く室温で固まる性質があるため、チョコレートは製菓材料として造形の芸術性も追求することができます

なお、一般に飽和脂肪酸は体に悪いイメージが持たれがちですが

・飽和脂肪酸は性質が安定しており、酸化に強い(酸化しにくい)

・カカオ豆には抗酸化成分(ポリフェノールやビタミンE)が含まれる

・カカオ特有の風味による満足感・リラックス作用により、少量の摂取で満足が得られる

といったカカオの長所によってカバーされます

田端店を含むミキ薬局の一部店舗では、健康志向の砂糖不使用チョコレートも好評取扱中です!

 そして化粧品成分としてはカカオ脂が、次のような用途で添加・活用されています!

*基剤

 製品の油性のベースとなり、皮膚に塗布した際の伸びの良さや滑らかさをもたらす

 (酸化に強い点が、皮膚への塗布やスキンケア製品の品質保持においてメリットとなります)

*エモリエント

 皮膚を覆い水分の蒸発を防ぎ保湿する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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