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【皮膚と栄養】94 リン
2022.01.19
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
今日は リン についてのお話です
①リンは人体に800g以上存在し、8割強が骨や歯の構成成分として
残りが全身各所の細胞内に分布します
細胞が利用するエネルギーを作る・細胞膜の働きを維持する といった働きの他にも
さまざまな大事な役割を担っています
食品には、畜肉や魚肉、ナッツ類 などに豊富に含まれる成分です
動物の身体組織にはたん白質と結びついた「有機リン」の形で存在します
食品添加物にもリン含有量も多く、こちらは「無機リン」の形で存在します
リンは食事から十分に摂取出来ますが
加工食品の利用頻度の高い内容に偏ると、リンの過剰摂取を招き易くなります
リンはカルシウムと共に骨をつくりますが、摂取が過剰になるとカルシウムの吸収率を
低下させたり、過剰なリンの排出のために腎臓に負担を掛けてしまいます
加工食品の利用が多くなりすぎないよう、気を付けましょう

②リンが脂質と結び付いた『リン脂質』は、水と油をなじませる(乳化)性質を持ちます
細胞膜、血液、皮膚などに幅広く存在し、皮膚においてはセラミド成分としてバリア機能を担います
大豆や卵黄に含まれる「レシチン」もリン脂質です
レシチンはドレッシングやマヨネーズなど食品の乳化だけでなく
ハンドクリームや乳液などスキンケア製品にも利用されます
(*大豆・卵アレルギーの場合使用不可)
この他にも各種のリン脂質が
皮膚のコンディショニングや洗浄や抗菌、毛髪などの静電気防止といった目的で
スキンケア・ヘアケア製品に添加されています
* 血液中のHDL(善玉)やLDL(悪玉)コレステロールもリン脂質です
血液に脂質が分離せず溶け込んできちんと運ばれるように
血液中のたん白質・コレステロール・中性脂肪・リンが結びついています
これらの成分の結合割合の差によって
HDL、LDL、VLDL-コレステロールなど、名称や性質が異なります
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