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【皮膚と栄養】131 インナーケアと入浴③

2022.04.11

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

入浴は、皮膚の清潔を保つスキンケアであると共に、インナーケアとして体内からも皮膚に大きく働きかけます

3回シリーズで、そのはたらきをご案内します

今回はその3回目です 

⑤温熱刺激:

入浴やお灸等の温熱刺激により、体内のある種のたん白質が活性化します

このたん白質を『ヒートショックプロテイン』といいダメージを受けた細胞の回復を促す働きをします

このため古くからの『湯治』は現代でも行われ、医師の指導の元で行う『温泉療法』も、注目されています

アンチエイジングやコンディションの調整に、体の中で大きく働きかけます       

 

⑥体温調整によるエネルギー消費

体脂肪を消費して体熱を上げる有酸素運動ではありませんが、入浴中の体温を一定に保つため、主に糖質エネルギーを消費します

このため空腹時に入浴すると血糖が低下し、具合が悪くなり事故を生じる場合があります

温泉宿に到着すると入浴前に茶菓で一服を薦められるのはこのためです

 

なお、入浴方法によっては命に関わるリスクを生じます

次の対策をしましょう

水分補給をする(熱中症・脱水予防)

★42度以上の高温浴を避ける(血液濃縮による血栓の生成を防ぐ)

★入浴前の飲酒を避ける(アルコールによる脱水や血圧低下による事故を防ぐ)

★かけ湯をする(急激な血圧変動による循環器へのヒートショックを防ぐ)

 

 

 

 

 

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