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【皮膚と栄養】168 栄養成分のイメージと実際㉘ 酸
2022.06.13
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
私たちが口にする飲食物の酸味成分はさまざまです
・米酢などの穀物酢(酢酸) ・黒酢(酢酸・クエン酸) ・リンゴ(リンゴ酸)
・かんきつ類(クエン酸) ・果物(ビタミンC:アスコルビン酸)
・果物・蜂蜜など(グルコン酸) ・酒類(コハク酸) ・ヨーグルト・漬物(乳酸)
これらの酸味は調味料(酸味料)としても利用され、唾液や消化液の分泌を促し消化器の動きを活発にして食欲を増進します
また、爽快感による心身のリフレッシュ効果も得られます
それぞれの酸の特徴は次の通りです! 皮膚や身体の健康増進に活用しましょう
♦酢酸:「血圧が高めの方に適する」用途を表示した特定保健用食品が市販されています
また食後血糖値上昇を緩やかにしたり、体脂肪の蓄積を抑えるといった作用があるという研究結果も発表されています
セルライトや皮膚細胞の糖化の対策としても、利用の可能性が期待されますね
また鰯の梅干煮のように、酸は骨組織を軟化しカルシウムを摂取・吸収し易くします
♦アスコルビン酸(ビタミンC):たん白質と共に摂るとコラーゲン合成を促します
♦クエン酸・アスコルビン酸・乳酸・リンゴ酸:鉄やカルシウムなどのミネラル分を
吸収し易いカタチに変えます
★貧血症に処方される鉄剤にも鉄とクエン酸の結合したものがあります(フェロミア, リオナ 等)
★乳酸発酵した乳製品のカルシウムは、乳酸カルシウムに変化して吸収率がアップします
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