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【皮膚と栄養】175 栄養成分のイメージと実際㉞ 油脂ー1
2022.06.21
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
油脂はおおまかに分類すると次のような種類が有ります
★魚や動物の肝臓や脂肪肪組織から摂ったもの:肝油 馬油 ラード
★植物の種子・実(穀物・豆・果肉)から圧搾・抽出したもの:
コーン・大豆・米・綿実・紅花・ひまわり・菜種・アマニ・えごま・ピーナツ・ヤシ
胡麻・オリーブなど
★液体の油の不飽和脂肪酸を水素で飽和させ固形にし、利便性を高めたもの:
マーガリンやショートニング
これらの油脂には次のようなさまざまな特性があり
医薬品・医薬部外品・化粧品・マッサージ用・食用などに幅広く利用されます
1.皮膚や物質の表面に塗布することで、乾燥を防ぎ柔軟性を保つ
2.皮膚に塗布する事で刺激から保護する
3.脂溶性成分を溶け込ませ、皮膚においては角質への浸透を促し
消化管内では栄養としての吸収を促す
4.加熱調理の際、食材を焦がさずに熱を伝え、食感を変化させる
5.滑らかな食感や風味やコクを増す
6.料理のカロリーを増し、腹もちを良くする
7.食材の表面を覆うことで酸素との接触による酸化を防ぎ保存性を増す
例:脂漬け(コンビーフなど)・リエット・コンフィ
(176 に続く→)
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