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【皮膚と栄養】178 栄養成分のイメージと実際㊲ 脂肪酸の種類

2022.06.24

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

油脂(中性脂肪)はグリセリン1分子と脂肪酸3分子との結合で、脂肪酸には飽和脂肪酸不飽和脂肪酸があります

飽和脂肪酸は構造が安定しており固体、不飽和脂肪酸構造が不安定液体です

不飽和脂肪酸は構造を安定させようと、酸素と結び付き易い酸化し易い性質です

なお、体内で生成できず摂取が必須な必須脂肪酸不飽和脂肪酸に属します

不飽和脂肪酸は構造によってオメガ●脂肪酸と分類されます

 

【多価不飽和脂肪酸】

オメガ3脂肪酸α‐リノレン酸(アマニ えごま クルミ)

         加熱により酸化し易いため短時間加熱や調理後の添加が望ましい

        ・EPA / DHA (魚油)

         加工時の魚類の鮮度の影響を受け易い                     

オメガ6脂肪酸リノール酸(紅花油・ひまわり油・ごま油・コーン油・大豆油など)

         必須脂肪酸だが過剰摂取により体内で炎症性成分を作る

         皮膚や血管の炎症を防ぐため、適量摂取が肝心

        ・γ‐リノレン酸(月見草油)

オメガ7脂肪酸・パルミトレイン酸(マカダミアナッツ油)

【一価不飽和脂肪酸】

オメガ9脂肪酸オレイン酸(オリーブ油・米油・アボカド油・菜種油)

         多価不飽和脂肪酸よりも酸化に対して安定(酸化しにくい)

なお、食用油脂の原料全般に、抗酸化ビタミンであるビタミンE(脂溶性)が含まれますが

酸化には保管状態も影響します

食用・外用(皮膚への使用)の油脂は、冷暗所空気に触れる面積を少なく清潔な容器で保管しましょう

 

 

 

 

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