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【皮膚と栄養】180 栄養成分のイメージと実際㊴ 動物性脂質の用途
2022.06.27
こんにちは! 今回は動物性脂質について、食用以外の用途のお話です
動物性脂質にはビタミンA・D・E、レシチン、エサに由来するカロテンなどの脂溶性成分が含まれ、スキンケアに幅広く活用されています
ビタミンA・Eは抗酸化ビタミンであるとともに皮膚・粘膜を健やかに保ちます
カロテンは、体内で必要な量がビタミンAに作り替えられ利用されます
(ちなみにビタミンAは無色ですが、カロテンは黄~橙色です)
*馬・牛・豚の油脂は飽和脂肪酸が多い固形で、酸化に強く体温で滑らかに伸びます
漢方薬をはじめとする医薬品や化粧品の軟膏・クリーム類にも利用されています
*乳脂は化粧石鹸などのスキンケア製品に添加されています
なお、乳脂肪分が多く含まれるチーズやバターの黄色はカロテンによるものです
牛乳のカロテン量は牛の飲む水分の量(高温多湿の時期に増加)により薄まったり
新鮮な牧草の摂取量(冬季に減少)によって増減したりします

*卵黄油にはリン脂質であるレシチンが含まれ、乳化剤の働きをします
このはたらきが調理だけでなく医薬品(内用・外用)や化粧品にも利用されます
スキンケアにおいてはクリームや軟膏に添加され、角質に水分と油分を与えてなじませ
ビタミンA、D、Eなど栄養成分を浸透させます
(鶏卵の黄色の濃さは、鶏のエサに含まれるカロテンの量によって変化します)
*肝臓から採った肝油は、ビタミンAが特に多く、医薬品やサプリメントに利用されます
なお余剰のビタミンAはすぐに排出されず体内に蓄積するため、過剰摂取は要注意です
ちなみに深海鮫の肝油から抽出した油が『スクワレン』、これに水素を結び付けた脂が
『スクワラン』です
いずれも潤滑性に優れスキンケアに利用されます(スクワレンはヒトの皮脂にも含まれます)
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