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【皮膚と栄養】181 栄養成分のイメージと実際㊵ ワックス成分
2022.06.28
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
突然ですが、アブラソコムツという魚をご存知でしょうか?
釣れた機会に食べると美味ですが、その脂質は消化吸収できないワックス(蝋)です
一定量を越えて摂取するとお腹を下すため、1970年以降は市場に流通していません
なお、このような消化吸収できない脂質にも食用やスキンケアへの用途があります
ワックスには固体と液体があり、常温で固体のワックスも加熱すると容易に溶けます
水を弾き、塗布した物質を乾燥・摩擦・腐敗から守り、磨くと光沢を生じます
このため自然界では動植物が身を守るために分泌します
ヒトの皮膚からも分泌されており、肌を保湿し、乾燥から守ることでハリを保ちます

~自然界のワックスの一例~
【蜜ろう】蜜蜂がハチの巣の原料として分泌します
ロウソク・クレヨン・石鹸・化粧品の原料や、外用薬のベースに用いられます
焼菓子『カヌレ』を焼く際は、伝統的に焼型に塗布され、口に入ります
また、ミネラル豊富なため、巣ごと食べる蜂蜜(巣蜜)として食用にもされます
蜜蝋は消化されませんが、少量であれば生体への安全性が高く摂取が可能です
【ホホバ種子油】酸化に強く、肌になじみやすい液体です
スキンケア製品のほか、マッサージオイルとしても利用されます
【クジラ】化粧品に用いられました(臭気があるため、現代は他の原料を利用します)
【ハゼの実】伝統的な和ロウソクに用いられてきました
【リンゴ】果皮表面に分泌され、果肉や種子を乾燥・腐敗・カビ・病原菌から守ります
なお、柑橘類の皮の光沢は人工的に施した食用ワックス(光沢剤)によるものです
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