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【皮膚と栄養】182 栄養成分のイメージと実際㊶ 植物性脂質の用途
2022.06.29
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
今回は各種の植物性脂質についてのお話です
カカオバター、パーム油(アブラヤシ油)、ココナツ油(ヤシ油)、オリーブ油、椿油、グレープシード油、マカダミアナッツ油、米ぬか油、アーモンド油、シアバター、ホホバ油、アルガンオイル、アボカド油、アンズ種子油 等々、多くの種類があります
その多くが種子や実から抽出された油(液体)や脂(固形)で、スキンケア用(外用)と食用を兼ねるものも多いです
ヘアケアやスキンケアに用いられる油脂には
・皮膚の体温で溶け(低い融点)、ムラなく伸び広がる(伸展性)
・ベタつかずしっとりなじむ(湿潤性) ・抗酸化力
といった使用感や機能性が求められ、植物性脂質はこれらの条件を満たすものが多いです
例えば、これらの植物の種子や実には、植物が土壌から吸収したミネラルが含まれます
その他、紫外線・酸化・昆虫や鳥からの食害や、気温や物理的な刺激から保護するための抗酸化ビタミン(ビタミンE)・ポリフェノール・ワックス成分などが含まれます
油脂の精製によってこれらの成分を除去する事も出来ますが、むしろ使用感や機能性など植物に由来する特徴・長所をもたらす成分として、除去せずに活かす場合が多いようです
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