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【皮膚と栄養】192 栄養成分のイメージと実際 ㊿ 発酵・熟成食品

2022.07.12

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

アミノ酸はたん白質を構成する成分です

発酵熟成食品は、時間の経過に伴いたん白質分解酵素によるたん白質の分解が進みます

すると、うま味のもととなるアミノ酸グルタミン酸アスパラギン酸増加します

(コハク酸やイノシン酸などは旨味を示す有機化合物です)

つまり、発酵・熟成食品は旨味が増すほど消化吸収が良くなる、ともいえます

かつお節塩辛漬物新巻鮭魚介の干物味噌納豆などがその代表例です!

  

また、植物性食品は動物性食品に比べると、たん白質の量も体内利用効率も落ちますが 大豆は例外的に高たん白質食品で皮膚や身体への利用効率も100%です

発酵・熟成された味噌納豆の場合、消化・吸収が良い上に安価で栄養価が高く、飽きずに毎日続けて食べられます

さらに、米飯や野菜・芋・きのこ・海藻などの植物性食品と一緒に摂ることで、これらのたん白質の利用効率をアップすることができます

                                     

また、甘酒・日本酒・紹興酒などは米の糖質と共に微量のたん白質の発酵・熟成も進み 特有のうま味や風味が醸し出されます

(日本酒はたん白質が多すぎると風味に雑味を生じます。このためたん白質の分布が多い米粒の表面部分は精米によって削り落として用いられます)

なお、日本酒を飲んだ翌朝、お肌の調子が良く感じられる場合があります

これは、日本酒に含まれる天然保湿因子アスパラギン酸セリングリシンアラニンといったアミノ酸のはたらきによるものと考えられます♪

 

 

 

 

 

 

 

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