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【皮膚と栄養】193 栄養成分のイメージと実際 51 アミノ酸と腸内環境
2022.07.13
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
小腸はエネルギー源の糖質・たん白質・脂質を吸収し全身に届けます
小腸はこれらを利用せず、アミノ酸のグルタミン酸とアスパラギン酸を栄養源とします
食品から摂ったこの2種のアミノ酸は、ほぼ100%が小腸で消費されます
すると小腸内壁にある栄養素を吸収する細かいヒダ(絨毛)が育ち、各種栄養素の吸収が促されます
(体内でグルタミン酸からグルタミン、グルタミンからブドウ糖が作られて腸のエネルギー源となります。
なお、グルタミンは熱によって変質するため、体内でグルタミン酸からの生成が、より確実な供給源です)
特に吸収率の低い鉄やカルシウムなどのミネラルの吸収に際し、小腸のコンディションの影響は大きいです
なお、ダイエットや欠食によって食物からのたん白質摂取量が不足すると皮膚や身体組織を作る原料だけでなく小腸の栄養源のアミノ酸も不足します
すると筋肉のたん白質の分解によってできたグルタミン酸が小腸に利用されるため、筋肉が支えている皮膚のハリや基礎代謝の低下の要因となります
ちなみにグルタミン酸とアスパラギン酸は旨味成分として代表的な成分です
グルタミン酸は、昆布・トマト・チーズ・椎茸・緑茶
アスパラギン酸は、昆布・アスパラガス・マグロ
などに特に豊富です
出汁(だし)や緑茶の旨味を味わう『和食』は、腸内環境や皮膚・身体の健康をサポートします
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