化粧品
【皮膚と栄養】220 スキンケア品の食品成分④ 桃・杏
2022.08.16
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
スキンケア品の原材料には、食用と共通する動植物が多いです
数回にわたり、その幾つかをご紹介します
今回は桃(モモ:通称)と杏(アンズ:〃)です
桃を原料とする化粧品成分 ([ ]は医薬部外品表示名 )とその配合目的は次のとおりです
●モモ核油
油分で皮膚を覆い、水分の蒸発を防いで柔軟性や滑らかさを保つ『エモリエント』作用
●モモ種子エキス[トウニンエキス*桃仁エキス]
皮膚が自ら潤いを保つ成分を作ることを促す『保湿』作用
●モモ葉エキス[モモ葉エキス]
紫外線刺激によって炎症を起こす成分の生成を抑える『抗炎症』作用
(昔の人は民間療法として、あせもや湿疹を生じた際に桃の葉を刻み入浴剤に利用したそうです)

同じバラ科果実の杏(アンズ:通称)も同様に、果肉の中の種子の堅い殻の中にある『仁』から核油や種子エキスを抽出し、次のような目的で製品に利用します
●アンズ核油[キョウニン油*杏仁油]
エモリエント作用
化粧品成分を均一に溶かす溶剤
●アンズ種子エキス[キョウニンエキス]
肌が自ら潤いを保つ働きを助けることによる保湿
メラニン色素の生成や色素を皮膚表面に押し上げる働きを抑え、色素沈着を抑える
セラミドの合成を促すことでバリア機能を整える
なお桃や杏はバラ科果実で食物アレルギーを生じ場合があり、種子(仁)には青酸配糖体が含まれます
しかし上に挙げた原料は過去10年以上の使用実績があり、化粧品への配合量や通常の使用においては一般に安全性に問題のない成分であると判断されています
(参照:化粧品成分オンライン)
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