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【皮膚と栄養】224 スキンケア品の食品成分⑧ 塩

2022.08.22

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品の原料は食用と共通するものが多く、数回にわたり幾つかを紹介しています

今回は塩・海水(乾燥物)です

塩は海水や岩塩、温泉水などに含まれ、ヒトの血液にも多く含まれるミネラルです

食 品:・調味料(食欲増進)

    ・体内の水・電解質不足の際のバランス調整(経口補水液・イオン飲料)

医薬品:・体内の水・電解質不足の際のバランス調整補正

    ・目薬:涙の不足による目の疲れや角膜の炎症を改善

    ・添加剤:多様な薬剤の状態を調整する

化粧品塩化Na[医薬部外品表示名:塩化ナトリウム

化粧品には製品の増粘に、古い角質を除く研磨・スクラブ剤に、保湿にと用いられます

例えば入浴剤に配合すると、皮膚の皮脂やたん白質と塩が結びつき膜をつくり、皮膚からの水分蒸発を抑えて保湿に役立ちます

塩化Naは配合量や通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分と考えられます                            

なお、化粧品に配合された海塩[医薬部外品表示名:海水乾燥物は、ヒトの体液に近いミネラル組成です

海塩は海水を乾燥した各種無機塩の混合物で、塩分の種類や組成は海水と同じか、塩化Naを減らしています

海水・海藻・海泥などを用いるタラソテラピーでは、世界各地の海塩が用いられます

海塩は塩化Naや海水と同様に、保湿結晶によって物理的に古い角質を除去する目的で ボディケア製品や洗顔料に用いられます

けれども、結晶の大きな食塩(例:粗塩)を自己流で用いることはお薦めしません

強すぎる摩擦も皮膚を傷付けるため、スクラブ剤は皮膚の上で優しく取り扱いましょう

                        (参照:化粧品成分オンライン)

                             

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