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【皮膚と栄養】230 スキンケア品の食品成分⑭ お茶

2022.08.29

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品の原料は食用と共通するものが多く、数回にわたり幾つかを紹介しています

今回は、お茶 です

茶葉を加工した嗜好飲料や食品は、簡単に分類をしても

無発酵茶(緑茶・抹茶・煎茶・番茶やほうじ茶や釜炒り茶のような焙煎茶)

完全発酵茶(紅茶)  半発酵茶(ウーロン茶)  カビ付け加工茶(プーアル茶)

乳酸発酵茶(碁石茶)  燻製茶(燻した紅茶のラプサンスーチョン)

・・・と、実に多くの種類が存在、これらは全て同じ茶の樹の葉から製造されます

(茶葉の発酵は乳酸菌による発酵以外は茶葉自体に含まれる酵素による酸化・分解を指します)

これらの茶葉にはカテキン(ポリフェノールの一種であるタンニンの一種)・カフェイン・クロロフィル(葉緑素)・各種芳香成分等が含まれ、抗酸化・消臭・抗菌・口内をサッパリさせる(収れん)・リフレッシュ・リラックス、といった作用がもたらされます

化粧品(医薬部外品である薬用化粧品を含む)には、次のような作用のある成分が添加されます

                                   ([ ]は医薬部外品表示名)

チャ葉エキス[チャエキス、ウーロン茶エキス、紅茶エキス]:茶カテキンによる抗酸化作用

                          皮脂酸化抑制による消臭作用

                    *茶葉のカテキン量は発酵が進むにつれて減少します

チャ種子油[チャ実油、茶油]:脂質が皮膚に膜を張り水分蒸発を防ぐエモリエント作用

                                   (参考:化粧品成分オンライン)

これらは配合量や通常使用下では、一般に安全性に問題ない成分と考えられています

タンニンによる皮膚のひきしめ(収れん)作用についてはまた別の機会にご紹介します

 

 

 

 

 

 

 

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