たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】244 化粧品の食品成分㉘ トウガラシ

2022.09.16

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品の原料は食用と共通するものが多く、数回にわたり幾つかを紹介しています

今回は、トウガラシです

若いうちは緑色、熟してくるにつれて赤色になります

生の唐辛子にはビタミンCが豊富なため、種を除き調理して食べるとビタミンCが得られます

(唐辛子の仲間の甘唐辛子=ピーマンやパプリカの方が辛みがなく食べ易く、ビタミンCをより多く摂取し易いです)

一味唐辛子などの乾燥品は、1回の摂取量が微量であり、保管中にビタミンCが失われる為ビタミンCの供給源とはなりません 

   

化粧品(医薬部外品である薬用化粧品を含む)に添加するのは次の成分です

なお、チンキは高濃度のエタノールに浸出して得られる成分です([ ]は医薬部外品表示)

成分表示をする際は、化粧品はトウガラシ果実エキス、エタノール

          医薬部外品ではトウガラシチンキという記載になります

トウガラシ果実エキストウガラシチンキ

  ・着 色  油溶性のカロテノイドにより橙~赤色に着色する

  ・温 感  皮膚の熱や痛みを感知する受容体に働きかけ、常温でも熱感を感じる

  ・血行促進 カプサイシンによる局所刺激で血行を促進する                         

*なお、化粧品や医薬部外品への配合量には制限が設けられています

 通常、1%以下の濃度では皮膚への刺激などの影響はほとんど無いとされています 

 (参考:化粧品成分オンライン)

化粧品

2024.07.16化粧品
【皮膚と栄養】638 食品由来の化粧品成分⑨ 海塩(塩化ナトリウム)
2024.07.13化粧品
【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン
2024.07.12化粧品
【皮膚と栄養】636 食品由来の化粧品成分⑦ コメヌカ(米糠)エキス
2024.07.11化粧品
【皮膚と栄養】635 食品由来の化粧品成分⑥ コメヌカ(米糠)
2024.07.10化粧品
【皮膚と栄養】634 食品由来の化粧品成分⑤ ミツロウ(蜜蝋)
2024.07.09化粧品
【皮膚と栄養】633 食品由来の化粧品成分④ コムギ胚芽油
2024.07.08化粧品
【皮膚と栄養】632 食品由来の化粧品成分③ 炭酸水素ナトリウム
2024.07.06化粧品
【皮膚と栄養】631 食品由来の化粧品成分② カラメル
2024.07.05化粧品
【皮膚と栄養】630 食品由来の化粧品成分① スクロース 
2024.07.04化粧品
【皮膚と栄養】629 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㊵ まとめ
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養