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【皮膚と栄養】265 化粧品の食品成分㊴ サクラ(桜)

2022.10.04

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品の原料は食用と共通するものが多く、数回にわたり幾つかを紹介しています

今回は、サクラです

食品としては、八重桜の花弁の塩漬けにお湯をさして頂く桜湯や、桜餅に巻かれた大島桜(オオシマザクラ)葉の塩漬けが挙げられます

ふわりと香る特有の甘い芳香は、クマリンという成分によるもので、クマリンは塩蔵などで細胞が壊れた際、酵素反応によって生じます

なお、化粧品成分には、ソメイヨシノ(染井吉野)の葉のエキスが用いられます

ちなみに、ソメイヨシノはオオシマザクラの雑種とエドヒガン(江戸彼岸)の交雑種です

 

化粧品(医薬部外品である薬用化粧品を含む)に添加されるエキス成分は、水やエタノールなどで抽出され、次のような目的で添加されます([ ]は医薬部外品表示)

ソメイヨシノ葉エキス[サクラ葉抽出液]:かゆみを引き起こすヒスタミンの遊離を抑えることによる抗アレルギー作用                                             

なお、化粧品への配合量や通常使用下では、一般に安全性に問題のない成分と考えられています(参考:化粧品成分オンライン)

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