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【皮膚と栄養】306 皮膚とアミノ酸類⑬ アルブミン(たん白質)
2022.11.25
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
食品中のアミノ酸類はスキンケアに深く関連します
今回はアミノ酸の組合せで構成されるたん白質の一種、アルブミンについてのお話です
アルブミンは水溶性たん白質で血液、乳汁、卵白などに含まれ、熱によって凝固する性質が有ります
アルブミンの加熱凝固の例がリコッタチーズです
一般的なチーズを作る際は、乳に凝固剤を加えて固めて圧搾します
その際に出た水分(乳清)を加熱凝固させて固めることで、リコッタチーズが作られます
また、肉などを煮た際にスープ表面に浮くアクの、ふわふわした固まりもアルブミンです
なお、血液の臨床検査の数値では、アルブミンが栄養状態の指標となります
十分な栄養摂取が出来ない時や、エネルギーを消耗する疾患・ケガ・やけど・手術後や、腎機能低下の場合などにアルブミン値が低下します
そして、血液中のアルブミンは血管の中の水分量を保つ働きが有りますが、アルブミン量が減ると、血管の中の水分が血管の外の組織に移動します
すると、組織の細胞の外側の液(細胞外液)が増えてむくみが生じます
むくみの水分は細胞が有効利用する水分とは別物の、停滞した水分です
このため、冷えが生じたり、細胞と血液の間の栄養や老廃物の交換に支障を生じます
皮膚にとってはデメリットになっても、メリットは有りませんね
アルブミンは動物性たん白質食品(肉、魚肉、乳製品、卵)などに豊富です
植物性食品と組み合せて、1日3食で十分な量を摂るようにしましょう!
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