化粧品
【皮膚と栄養】354 ササ(笹)
2023.01.31
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分に用いられるほかに、お茶にしたり、飲食物を包んだりして良い香りを楽しむ植物を幾つかご紹介してゆきます
今回はササ(笹)についてのお話です
日本に自生するササには数種類あり、いずれも清々しい香りがあります
葉の大きなものは、昔から食材の保存に利用されてきました
葉には抗菌成分が含まれ、その代表が、栄養素でもあるビタミンKです
現代でも粽(ちまき)や、一口大の押し寿司を包む、料理の盛付けの際に敷く、といった用途で利用されています
クマザサは風味も良いため、乾燥葉をお茶にしたり、粉末をサプリメントとして利用する場合も有ります
(注意:服薬治療により納豆などビタミンKの多い食品の摂取が制限されている場合、ササのお茶やサプリメントの利用は避けましょう)
化粧品製品には、
・クマザサ葉エキス(化粧品への表示名称)
・クマザサエキス(医薬部外品への表示名称)として、抗アレルギー作用を目的に添加がされています
なお、化粧品へのクマザサ葉エキス配合濃度は、抗アレルギー作用が認められるエキスの濃度を下回っており、他の抗アレルギー成分との併用による相乗的な抗アレルギー効果を目的として配合されている可能性があります
クマザサエキスの医薬部外品(薬用化粧品)への配合にも上限が設けられています
(参照:化粧品成分オンライン)
化粧品
- 2024.03.29化粧品
- 【皮膚と栄養】566 キンセンカ(金盞花)
- 2024.03.28化粧品
- 【皮膚と栄養】565 ナスタチウム(金蓮花:キンレンカ)
- 2024.03.27化粧品
- 【皮膚と栄養】564 アーティチョーク
- 2024.03.26化粧品
- 【皮膚と栄養】563 キク(菊:食用菊)
- 2024.03.25化粧品
- 【皮膚と栄養】562 カリフラワー
- 2024.03.23化粧品
- 【皮膚と栄養】561 ブロッコリー
- 2024.03.22化粧品
- 【皮膚と栄養】560 ボダイジュ(菩提樹・西洋シナノキ)
- 2024.03.19化粧品
- 【皮膚と栄養】559 サクラ(桜)
- 2024.03.18化粧品
- 【皮膚と栄養】558 マツ(松)
- 2024.03.16化粧品
- 【皮膚と栄養】557 トチ(栃・マロニエ)