化粧品
【皮膚と栄養】375 チャ(茶)
2023.02.15
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
スキンケア品に用いる他、飲食物に香りを添えたりお茶にして芳香を楽しむ植物を幾つかご紹介しています
今回は、前回のお話のツバキ(椿)と同じツバキ科の植物、チャ(茶)についてです
茶葉は軟らかな若い葉や芽を摘み、蒸す・炒る・揉む・発酵する・乾燥するなどの工程を経て嗜好飲料のお茶となります
そして発酵の有無や程度により、日本茶、中国茶、さまざまな風味が生まれます
また、蒸して乾燥させた茶葉を石臼で挽いた抹茶は食材としても活用されます
茶葉にはテアニン(アミノ酸)、カフェイン・テオフィリン・テオブロミン(アルカロイド)、カテキン(フラボノイド)などの成分が豊富に含まれ、リフレッシュやリラックスをもたらすほか、健康に対する機能性も着目されています
近年は茶の実(種子)を搾った油も、酸化に強い脂肪酸や抗酸化作用の強いビタミンE等が豊富であることから、食品・サプリメント・化粧品への利用価値について期待が高まっています
化粧品成分としては
*チャ葉エキス(化粧品成分表示名)
*チャエキス、ウーロン茶エキス、紅茶エキス(医薬部外品表示名)
が、抗酸化・消臭作用
*チャ種子油(化粧品成分表示名)
*チャ実油・チャ油(医薬部外品表示名
がエモリエント(皮膚を覆い水分の蒸発を防ぎ保湿する)を目的として添加されています
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