化粧品
【皮膚と栄養】377 バラ(薔薇)
2023.02.17
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
スキンケア品に用いる他、飲食物に香りを添えたりお茶にして芳香を楽しむ植物を幾つかご紹介しています
今回はバラ(薔薇)についてのお話です
原種からの改良が進み、現在ではさまざまな姿・香り・用途の品種が存在します
大昔から姿と芳香の愛でられたバラは、神仏への供物としたり、身体や居住空間や飲食物を香らせ楽しむための香料、アロマテラピーなどに用いられてきました
また、バラの実(ローズヒップ)は、ビタミンCが豊富で、ジャムやお茶、ハーブティー等にも利用されます
(*ハマナスも、ノバラと共に日本に自生するバラの原種の仲間です。お盆には赤い大粒の実を数珠にして供える地域もあります)
現代では園芸用品種・生花・オードトワレ・入浴剤・ポプリ・お茶・ジャム・砂糖漬け・リキュール等を容易に入手することが出来ます
化粧品成分としては
☆ダマスクバラ花エキス(化粧品成分表示名):香料として
☆カニナバラ果実エキス(化粧品成分表示名)
ノバラエキス(医薬部外品表示名):
果実酸やタンニンによる皮膚たん白質収縮に伴うお肌の収れん(引き締め)
メラニン色素を作り出す仕組みのはたらきを抑えることによる色素沈着抑制
☆カニナバラ果実油(化粧品成分表示名)
ローズヒップ油(医薬部外品表示名) :
皮膚を覆うことにより水分の蒸発を防ぎ保湿(エモリエント)
皮膚への化粧品の密着性を高めることによる感触改良
☆ノイバラ果実エキス(化粧品成分表示名)
エイジツエキス(医薬部外品表示名):
皮膚の天然保湿因子の生成を促すことによる保湿
皮膚のアレルギー反応を生じるしくみを抑えることによる抗アレルギー
などを目的をして添加されています
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