たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】444 さつまいも

2023.05.25

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です  

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、さつまいもについてのお話です

 

飯の8割程のカロリーで、エネルギー代謝を促すビタミンB群、食物繊維、抗酸化ビタミンA・C・E等を含む健康食材です

保存性は良くないため、主食とする地域は限られますが、まとまった収量が得られます

このため国内では救荒食として栽培がはじまり、現在では改良によって多様な食感・糖度の品種が普及しています

なお、生の芋を切ると皮のすぐ内側から白い汁が分泌されますが、これはヤラピンという樹脂配糖体です

ヤラピンには下剤のような作用があるため、さつまいもを食べると便を柔らかくすることによる整腸作用が得られます

このため、焦げたり硬くなったりした部分を除き、さつまいもは皮はむかずに食べることをおすすめします

さらに、サツマイモにはポリフェノールのクロロゲン酸が含まれます

(コーヒーにも含まれる成分です)

クロロゲン酸には抗酸化作用があり、皮膚・身体のアンチエイジング成分としての働きが期待されています

ちなみに、皮がむけた箇所に緑色を帯びた黒いヤニ状の塊が出来ている場合があります

これはしみ出たヤラピンがクロロゲン酸と結びつき、クロロゲン酸の鉄が酸素と反応したことによるものです

見た目にはギョッとしますがさつまいもの品質には問題がなく、安心して召し上がることが出来ます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化粧品

2024.07.27化粧品
【皮膚と栄養】648 食品由来の化粧品成分⑲ カルミン
2024.07.26化粧品
【皮膚と栄養】647 食品由来の化粧品成分⑱ クルクミン
2024.07.25化粧品
【皮膚と栄養】646 食品由来の化粧品成分⑰ イヌリン
2024.07.24化粧品
【皮膚と栄養】645 食品由来の化粧品成分⑯ 甜茶エキス
2024.07.23化粧品
【皮膚と栄養】644 食品由来の化粧品成分⑮ 柿タンニン
2024.07.22化粧品
【皮膚と栄養】643 食品由来の化粧品成分⑭ 茶カテキン 
2024.07.20化粧品
【皮膚と栄養】642 食品由来の化粧品成分⑬ テアニン 
2024.07.19化粧品
【皮膚と栄養】641 食品由来の化粧品成分⑫ リコピン 
2024.07.18化粧品
【皮膚と栄養】640 食品由来の化粧品成分⑪ 炭酸カルシウム
2024.07.17化粧品
【皮膚と栄養】639 食品由来の化粧品成分⑩ 炭
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養