たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】483 麦芽糖(マルトース)

2023.07.22

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、麦芽糖(マルトース)です

 

デンプンを蓄える種実植物は、発芽の際に糖化酵素でデンプンを糖に変えて、発芽ためのエネルギー源とします

この仕組みを利用し、発芽させた大麦のつかって穀類や芋類のデンプンを糖化して、水飴や酒などが作られます

この発芽麦芽に含まれる糖類が、ブドウ糖2分子の結びついた麦芽糖(マルトース)です

糖化酵素で製造した水飴の主成分も、麦芽糖です

麦芽糖は砂糖の3割程の穏やかな甘さで保水性があります

このため、砂糖と共に糖度の高い菓子に加えると砂糖の結晶化を防いだり、乾燥やでん粉のβ化(老化)による食感の劣化を防ぐことができます

このため作り置きや多量調理をする総菜や、菓子の調味に重宝される他、表面のツヤ出しにも役立ちます

照焼・甘露煮・和菓子の餡などに重用される甘味料です!

なお、甘さは穏やかですがブドウ糖や砂糖よりも吸収速度は速く、血糖値(は上昇し易いです

吸収されにくく血糖値の上昇が緩やかな『還元麦芽糖』(マルチトール)とは異なります

甘味料は目的にあわせて上手に使い分け、適量を楽しみましょう

★血糖値が上がり易さは、食後に十分な満足感を得られ速やかな疲労回復にも役立つという点では長所です

『適量』を利用し、食生活を充実したものにしましょう

化粧品成分としては、製品自体の保水を目的として利用されるほか、形状を保つ賦形剤としても添加されます

 

 

 

 

 

化粧品

2024.07.16化粧品
【皮膚と栄養】638 食品由来の化粧品成分⑨ 海塩(塩化ナトリウム)
2024.07.13化粧品
【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン
2024.07.12化粧品
【皮膚と栄養】636 食品由来の化粧品成分⑦ コメヌカ(米糠)エキス
2024.07.11化粧品
【皮膚と栄養】635 食品由来の化粧品成分⑥ コメヌカ(米糠)
2024.07.10化粧品
【皮膚と栄養】634 食品由来の化粧品成分⑤ ミツロウ(蜜蝋)
2024.07.09化粧品
【皮膚と栄養】633 食品由来の化粧品成分④ コムギ胚芽油
2024.07.08化粧品
【皮膚と栄養】632 食品由来の化粧品成分③ 炭酸水素ナトリウム
2024.07.06化粧品
【皮膚と栄養】631 食品由来の化粧品成分② カラメル
2024.07.05化粧品
【皮膚と栄養】630 食品由来の化粧品成分① スクロース 
2024.07.04化粧品
【皮膚と栄養】629 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㊵ まとめ
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養