たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】486 乳糖(ラクトース)

2023.07.28

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、乳糖(ラクトース)です

乳糖の甘味は砂糖の3割前後で、錠剤やサプリメントの賦形剤(形を作るための材料)や、加工食品の甘味料として利用されます

加工食品においては、多様な性状を安定させる添加物としても重宝されます

そして、哺乳類の乳汁に含まれる主要な糖類です

例えば母乳には主となる乳糖と少量のオリゴ糖が含まれ、乳児の発育の為のエネルギー源となります

乳糖の多くは小腸の乳糖分解酵素によりグルコース(ブドウ糖)とガラクトースに分解、吸収されます

ガラクトースはさらに肝臓でグルコースに変換されたのち、利用されます

また、一部の乳糖は大腸に届きビフィズス菌のエサとなり、腸内環境を整える為に役立ちます

乳糖分解酵素は離乳に伴い減少しますが、乳・乳製品を摂る習慣がその減少を抑えます

反対に、乳・乳製品の摂取が少ないと酵素が減少し、乳糖を摂った際に『乳糖不耐症』を生じ易くなります

乳糖不耐症では乳糖を腸内で分解・吸収出来ないため、糖(乳糖)の浸透圧により腸管内に水が集まり、便が緩くなりがちです

また、たくさんの乳糖の腸内発酵によってガスが多く発生し、お腹がゴロゴロすることもあります

対策として、乳糖を除いた牛乳(市販)や、乳酸菌発酵で多くの乳糖が分解されたチーズやヨーグルト等を利用する、といった方法が考えられます

その場合、サプリメントや加工食品の購入時も、乳糖添加の有無を確認して商品を選ぶようにしましょう

(注意:乳アレルギーと乳糖不耐症は異なります。混同せず、不安な点は早めに医師に相談しましょう)

化粧品成分としては、水に溶け易く水分の蒸発を抑える作用から製品自体の保水のため、また、古い角質層を除去する研磨・スクラブ剤として利用されています

 

 

 

化粧品

2025.01.22健康のレシピ
【皮膚と栄養】760 レモン(国産) 
2025.01.21健康のレシピ
【皮膚と栄養】759 ブロッコリー 
2025.01.20ミキ薬局からのお知らせ
【2024年2月】田端店栄養相談のお知らせ
2025.01.18健康のレシピ
【皮膚と栄養】758 さつま芋
2025.01.17健康のレシピ
【皮膚と栄養】757 キャベツ
2025.01.16健康のレシピ
【皮膚と栄養】756 春菊  
2025.01.15健康のレシピ
【皮膚と栄養】755 小豆  
2025.01.14健康のレシピ
【皮膚と栄養】754 小松菜  
2025.01.11健康のレシピ
【皮膚と栄養】753 長芋 
2025.01.09健康のレシピ
【皮膚と栄養】752 蓮根
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養