たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】489 アミノ酸系甘味料

2023.08.09

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、甘味料のアミノ酸系甘味料についてのお話です

アスパルテームという甘味料を御存知でしょうか

アスパラギン酸フェニルアラニンというアミノ酸が特殊な形で結合したものです

砂糖の200倍近い甘さの甘味料ですが、糖質ではないため血糖値を上昇させません

また、いわゆる虫歯菌もエネルギー源として利用できないため、虫歯になりにくい甘味料としてチューインガムや菓子類に添加されています

エネルギーは砂糖と同じ約4kcal/gですが、強い甘味により使用量は微量です

このため、甘味料の添加による食品のエネルギー量の上昇を抑えることができます

自然界には存在しない甘味料のため、安全性についてしばしば論争がありますが、栄養成分に関しては

・代謝により、メタノールと、もとのアスパラギン酸とフェニルアラニンに分解される

・日本人が添加製品を毎日摂取しても、その一般的な摂取レベルはごく微量である

といえます

なお、アミノ酸系甘味料に限らず、全ての甘味料の濫用は、血糖値以外にも脳から身体への指令系統や代謝に対し影響を与えます

菓子や清涼飲料水など甘い物の過剰摂取が習慣になっている場合は、医療機関や専門家に相談し、原因に対する対策を行いましょう

 *化粧品成分としての利用はありませんが、原料のアスパラギン酸フェニルアラニン

  は、皮膚の保湿を目的にスキンケア製品に添加されている成分です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化粧品

2024.07.16化粧品
【皮膚と栄養】638 食品由来の化粧品成分⑨ 海塩(塩化ナトリウム)
2024.07.13化粧品
【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン
2024.07.12化粧品
【皮膚と栄養】636 食品由来の化粧品成分⑦ コメヌカ(米糠)エキス
2024.07.11化粧品
【皮膚と栄養】635 食品由来の化粧品成分⑥ コメヌカ(米糠)
2024.07.10化粧品
【皮膚と栄養】634 食品由来の化粧品成分⑤ ミツロウ(蜜蝋)
2024.07.09化粧品
【皮膚と栄養】633 食品由来の化粧品成分④ コムギ胚芽油
2024.07.08化粧品
【皮膚と栄養】632 食品由来の化粧品成分③ 炭酸水素ナトリウム
2024.07.06化粧品
【皮膚と栄養】631 食品由来の化粧品成分② カラメル
2024.07.05化粧品
【皮膚と栄養】630 食品由来の化粧品成分① スクロース 
2024.07.04化粧品
【皮膚と栄養】629 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㊵ まとめ
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養